ご近所計画とは

ご近所計画は、
福岡・大分・山口のパフォーマー、映像作家、企画制作者などが集い、自ら発表できる機会をつくり、巡回公演し、互いの作品を上演・鑑賞する計画で、2008年から活動しています。地方都市でできること、上演形態においても従来ではない形を模索し、かつ各上演地において観客との交流をはかることを目標とし活動しています。

ご近所計画を通じて場を共有し、表現する人も、舞台作りする人も、観客としてみる人も、そこに集い、差異・隔たりを見、なにかを交換し、変化または持続することで、ご近所付き合いの新しい形を見出したいと考えています。

2012年10月17日

集団:歩行訓練が『不変の価値』を携え国内3都市ツアー開始!


ご近所計画2011にて発表した作品、集団:歩行訓練『不変の価値』が、今秋国内3都市ツアーします

10月20-21日@枝光本町商店街アイアンシアター(北九州/えだみつ演劇フェスティバル2012)
11月22-24日@シアターグリーン (東京/フェスティバル/トーキョー公募プログラム)
12月16-17日@スタジオイマイチ(山口)

昨年の「ご近所計画2011」で発表した作品『不変の価値』を全編リメイク
返金演劇で物議を醸した作品が、さらに現地取材を取り込み成長する作品へと変化していきます

詳細・チケットご予約・お問合せなどは集団:歩行訓練のホームページ

2012年4月6日

<速報>集団:歩行訓練がF/T12参加団体に決定!

twitterでもお知らせしていますが、
昨年のご近所計画2011に出演した「集団:歩行訓練」(山口)が、
フェスティバルトーキョー2012公募プログラム参加団体に選ばれました!

http://www.festival-tokyo.jp/news/2012/04/ft12-2.html 


ご近所計画巡回により練られた作品『不変の価値』が
さらなる完成形を目指して次のステップへ。


どのような変化をとげていくのか?!乞うご期待です
詳細がわかり次第こちらでもご案内していきますので
よろしくお願いいたします

2011年8月29日

ご近所計画2011 vol.4

終了しました!ありがとうございました!!


福岡大分山口からダンスパフォーマンス持ち寄り発信! ご近所の3県巡回ツアー! 
『ご近所計画2011 vol.4 演劇バージョン』 


2011 vol.4 は演劇バージョンでお送りします!




▼山口公演 
2011年10月15日(土)
16時~集団:歩行訓練(A) 
18時~village80%(B) 
20時~アフターセッション(E) 


2011年10月16日(日) 
14時~village80%(B) 
16時~集団:歩行訓練(A) 


※開場は開演の30分前 


料金 : A・Bセット券(日時自由選択/要事前予約) ¥1300(ドリンク付) 
会場 : スタジオイマイチ 山口市駅通り2-3-22-2F http://imaichi.net
Tel : 070-6681-3977




▼福岡公演 
2011年11月5日(土)
16時~village80%(C) 
18時~集団:歩行訓練(D) 
20時~アフターセッション(E) 


2011年11月6日(日) 
14時~集団:歩行訓練(D) 
16時~village80%(C) 


※開場は開演の30分前 


料金 : C・Dセット券(日時自由選択/要事前予約)¥1800 
会場 : art space tetra 福岡市博多区須崎町2-15 http://www.as-tetra.info 
Tel : 070-5535-7869(イフク) 








---アフターセッションについて(E)--- 


山口・福岡公演ともに、アフターセッションを行います。(入場無料・ただし本公演予約要) 
アフターセッションとは、アフタートークと、観客からの質疑応答を挟みながら、各団体がどのように作品を製作したのか、創作方法などを簡易に提示する即興セッションを兼ねたものです。 
作品をご覧頂いてからでも、アフターセッションをみてから作品にはいることもできます。 
お好きな形で作品を深めるチャンスです!ふるってご参加ください。 




---作品--- 


▼作品1(B・C) 
village80% 『不在』  
作・演出 高山力造  


「私には名前がない。そう決めた。私が誰なのか。あなたに教えてほしい。私は何によって規定される? 
環境?社会?世界?文脈?あなたの目の前に立っている、私はたぶんあなたにしか見えない。」 


*village80%(ヴィレッジハチジュッパ) 
2004年九州大学演劇部OBを中心に結成。現在、脚本/演出家3名体制で福岡市を拠点に、年2〜3本の舞台作品を発表。既存の〈演劇〉フレームにとらわれない、俳優の身体性・即時性に軸足を置いた創作活動を志す。 
第3〜5回福岡演劇フェスティバル3年連続参加。(HP) mura8.net (twitter) village80per 




 ▼作品2(A・D) 
集団:歩行訓練 『不変の価値』  
構成・演出 谷竜一 
出演 人見功一 高橋勇作(突劇!?喜劇病棟) 他 


「わたしは、わたしのモノの価値を測ることができない。それがどのように有用で貴重であるのか、表明したいと思いながら、けれどもいつも不充分です。だから共有するために、お金にします。それはとっても便利で、なんでも交換できて、なのにいつも、少しだけ足りない気がしてしまうのです。 
「お金を貰わないとパフォーマンスしない」ことから始まるマネーゲームとお金がないと進まない物語。お金を使って/お金に使われて描く、生活について、芸術について、そしてわたしたちの信じる価値について。」 


*集団:歩行訓練 
谷竜一の主催する舞台芸術ユニット。日常のための試行空間としての舞台を主眼に、演劇を基板としながらも、多様な文脈を持つメンバーの持つ方法論を援用し、作品を制作。近年は身体と発話の分化・再組成を用いて、一見関連のない雑然としたテクスト群から主題や情感が浮き上がる作風で、劇場、ライブハウス等、神出鬼没に活躍中。スタジオイマイチ登録アーティスト。 
(HP) http://walkintrainin.net








---ご近所計画各プロデューサー--- 


▼山口 
スタジオイマイチ 
http://imaichi.net 
身体表現をテーマにした学びと創造と発表の場として、山口駅通りを拠点に活動中。ダンス、演劇、整体など、身体にまつわる色々な試みを、公演やワークショップを通して山口から世界へ発信している。 


▼福岡 
素ら 
福岡で発足したパフォーマンスユニット「素体ル」より引継ぎ、身体を軸とし、ダンス/音楽/演劇/..アートなどのゆるやかな交差点をつくろうと始めたばかりで、最近『素らと○曜日とダンスライブvol.1』を行った。 


▼大分 
OITA'n DANCE ORGANIZATION(O'nDO) オオイタンダンスオーガニゼーション (オンド) 
http://oitandance.blog29.fc2.com 
異ジャンル競演のダンス公演『DIVE to DANCE!』を大分県内で行うほか、現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」では『ダンサーを探せ!!』(構成・演出/坂本公成)に制作として参加。オオイタン・ダンスが広まることを夢見て日々奮闘中。 






「ご近所計画」 
主催 ご近所計画実行委員会 
共催 スタジオイマイチ・素ら 
協力 O'nDO、小山冴子(art space tetra) 


アートワーク morish 
設営 平林慎(art space tetra)

2007年3月1日

ご近所計画公演実績

ご近所計画2011 vol.4「演劇バージョン」

山口公演 @スタジオイマイチ
2011年10月15日(土)、16日(日)
★15日アフターセッション有

福岡公演 @art space tetra
2011年11月5日(土)、6日(日)
★5日アフターセッション有

*
作品1
『不変の価値』
集団:歩行訓練 (山口)

作品2
『不在』
village80% (福岡)



ご近所計画2010 vol.3


山口公演 @スタジオイマイチ
2010年8月21日(土)★19:00開演 22日(日)14:00開演
★終演後ポストトーク有(ゲスト:川口隆夫)


福岡公演 @art space tetra
2010年9月11日(土)14:00開演 /★19:00開演 12日(日)14:00開演
★終演後ポストトーク有(ゲスト:中尾智路)


*
作品1
『dosok(ドソク)』 
振付・出演 morish/モリッシュ (大分)


作品2
『バリアフリー』 
振付・出演 ちくは (山口) 
ちくは出演メンバー:伊藤智子、江藤由紀子、大脇理智、桑野由起子、中島由美子


作品3
『Nr.3+』
振付・出演 イフクキョウコ (福岡)


*
幕間出演
江藤由起子(山口)、園田裕美(福岡)、小山(福岡)


ご近所計画2009 vol.2

福岡公演 @ぽんプラザホール
2009年8月1日(土) 19:00開演 2日(日) 14:00開演

山口公演 @スタジオイマイチ
2009年9月5日(土) 18:00開演 6日(日) 14:00開演 

*
作品1
『 T-34(ショートバージョン)』
振付・出演 真吉 (福岡)

作品2
『正でもなく、反でもなく、合でもなく』
出演 集団:歩行訓練(山口) 

作品3
『てつなぎ。』
振付・出演 seira (大分)

*
幕間出演
(福岡)江藤由紀子、大脇理智、二宮聡、ほか
(山口)江藤由紀子、大脇理智、桑野由起子、竹内由香里、中島由美子、平樂寺昌史ほか


ご近所計画2008 vol.1


別府公演 @別府ブルーバード会館 3F
2008年7月12日(土) 14:00 ・ 19:00、 13日(日) 14:00 


*
作品1
素体ル 『パズル(高山イフク百田バージョン)』


作品2
ちくは 『253 自分を語る小物』

2007年2月1日

ご近所計画 とは?

スタジオイマイチ(山口)、素ら(旧・素体ル)(福岡)、OITA’n DANCE ORGANIZATION(略・O’nDO )(大分)の3県にまたがる、ダンススタジオ、コンテンポラリーダンスユニット、制作団体、などにより結成された「地方発パフォーマンスムーブメント発信!計画」である。
主に30代前後の年齢のパフォーマーや企画制作者が集い、自ら機会を計画、参加団体全員で巡回公演する。各地の新進気鋭の作品を互いに交換・上演・鑑賞する。
そのことによって、
1、巡回による各作品熟練度アップ
2、他地域の表現者と鑑賞者のコミュニティ作り
3、巡回公演から世界へ発信 
を可能にすることを目標としている。

(文・2007年結成時作成)


*

「ご近所計画宣言!」

カルチャーは大都市からやってくるという妄想を捨て、地方こそ独自の文化を世界に発信できる創造性を秘めていると私は確信しています。


なぜなら都市では芸術は資本主義の自由競争の上ではたらく商品だからです。大都市の芸術家に求められるものは、極端な意外性であり、深い思想ではありません。一方地方都市では日常生活は忙しいものの、精神的なゆとりがあり、そこには深く考える時間と空間があります。しかし、他者との競争が希薄なため、表現に「質」の低下がみられ、大都市からみたら田舎臭いといわれるものになりがちです。「質」の向上には作家が批評を受け入れ、作品を改善する作業が大切です。この一連の流れを鑑賞者とともに築けば、問題点が徐々に改善され、すばらしい作品が生まれるでしょう。


そこで私たちはここに「ご近所計画」を宣言し、西日本から世界に芸術を発信する計画をここに宣言します。


1、表現者と鑑賞者とのコミュニティーづくり
芸術においても最も大切なことは、創作活動と批評活動をセットにして考えるということです。「表現」に必要なエネルギーと同じだけの批評のエネルギーが必要です。つまり、舞台を作るのと同じくらい、鑑賞者が意見を述べる場を作る必要があります。まずは、批評・応援するコミュニティーを形成し、現場にあわせたディスカッションなどが必要でしょう。


2、地方都市巡回
各地方都市にはオリジナルの作品を創作発表するダンス・演劇カンパニーがいくつかあり、それを見る鑑賞者がいます。鑑賞者としてはより多くの作品に出会いたいものの、各カンパニーは1年に、1、2本の新作が限界です。そこで、3都市それぞれから1団体の新作を持ち寄り、3都市を巡回すれば、1団体が3回ずつ公演することになります。地元以外での公演は、作品をよりよくする方法の一つですし、鑑賞者にとっても、作品が巡回することで、楽しみが3倍になるでしょう。各都市のコミュニティーはお互いに連絡を取り合い、もうひとまわり大きなコミュニティーを形成しましょう。


3、西日本から世界へ
ご近所計画で作られた作品は、各都市を巡回することで充分に熟し、大都市に負けない作品に仕上がっているはずです。そこで世界につながるコンペティションやフェスティバルに応募し、この西日本から胸を張って発表しようではありませんか。


文・大脇理智(スタジオイマイチ)

*

ご近所計画の面々


(福岡)素ら http://d.hatena.ne.jp/heuteskind/
(山口)スタジオイマイチ http://imaichi.net/
(大分)O’nDO http://oitandance.blog29.fc2.com/